いよいよクリスマス(年末)も近づき、寒さも増してきました。冷え症の方の辛さも増してきているのではないでしょうか?
私の住んでいる仙台で目をひく(目につく)のは、この冬空の下で、裸足(に近い状態)でパンプスを履いて歩いている女性です。
「これは冷え症ではなく、冷やしているのではないだろうか…」
と野暮なオッサンは思いますが、足元をひやひやさせるのは非常に女性の健康と美容を損ないます。
有名な格言(?)に「頭寒足熱」がありますが、人間の体には涼しくした方がいい場所と温めた方がいい場所があるのです。
脳や肺、膵臓、睾丸などは温めないほうが良いと言われますし、手や足などの末端部や腎臓、子宮・卵巣は冷やさない方が良いと言われています。※季節によって対応は違います。
冷え症対策でお灸すると効果があると言われている場所は、湧泉(足の裏)、足三里(脛の外側)、三陰交(足首の内側)、風市(太ももの外側)ですので、逆にそこを冷やすと生活をすると「冷え症になる」と言えます。
超極寒で生活するイヌイットは防寒に対する服装や食事の知恵に精通しています。伝統的な衣服では、毛皮などを重ね着しますが、毛皮の表裏を上手に使い、空気の層を作ってより防寒性を高めています。
やはり、イヌイットの伝統からも(東洋医学的にも)冬の季節にジャスト(笑)なアイテムはこれでしょう!足元が冷えると顔色も悪くなり、逆に足元から暖かくすると顔色がよくなります。
冷え症の方は食事にも若干注意が必要です!
特に寒い季節や冷えを感じる時は、果物類や炭水化物など糖質の多いものを食べると冷えを感じやすくなるようです。冷え症を訴える方は女性が多いのも、女性の好む食事内容に関係があります。
イヌイットの伝統食(主食)はアザラシや魚類などでしたが、(生食とはいいませんが)それを少し見習って、冬場は良質な脂質、肉魚卵、チーズなどのタンパク質の摂取を増やすこともおすすめです。
冷え症対策〔まとめ〕
・足元(できれば腰から下)が暖かい服装(靴)をチョイスする
・糖質(果物、炭水化物、砂糖類)は少なめ、脂質・タンパク質は多めに食べる
・湧泉(足の裏)、足三里(脛の外側)、三陰交(足首の内側)、風市(太ももの外側)などツボにお灸 もおすすめ ※肌が弱い方は跡が残る場合があります。
・運動量(筋肉トレーニング系)を増やす
寒い季節に負けない「あったか女子」が素敵だと思います。