健康診断の尿検査で潜血判定が+2、要精密検査とのことで、病院(泌尿器科)に行ってきました。
もともと、おしっこの勢いがあまり良くなく、排尿後もいわゆる残尿感を感じていました。
また、職場の寒さのせいか、最近尿意が強く(切迫性尿意?)一度病院には検査に行こうと思っていました。
年齢は48歳ですが、素人判断では「前立腺肥大症」かCMでも話題の「過活動膀胱」かしらと思っていました。
病院の検査内容は?
前立腺肥大症と言えば、肛門から指を入れる触診をされるのではと恐々としていましたが、私がお世話になった病院では、
検査は①尿検査、②超音波検査、③血液検査で済みました。
もちろん、医師による問診などもしていただきました。
診察の結果としては、前立腺肥大症ということでした。
年齢相応よりは肥大しているので、お薬が2種類処方され、とりあえず2週間服用して様子をみるとのことでした。
検査費用は?
検査費用は初診料、検査、投薬処方せん料、病理診断料などで6510円、2週間分のお薬代は1490円、合計8000円でした。
自分が想像していたよりは請求額が多かったので(笑)、手持ちが足りずクレジット払いでした。
処方されたお薬は、
・ベジケアOD錠5mg
抗コリン薬 過活動膀胱、強い尿意を改善するお薬です。
・ナフトピジルOD錠50mg
α遮断薬 前立腺肥大症のお薬。高血圧の薬でもあります。
今の昼の仕事(笑)が、10〜35キロぐらいのそこそこ重量物を運搬し続ける肉体労働なので、降圧剤などを服用した場合の体調変化(副作用)が心配でした。
服用した結果(感想)としては、強い尿意などは確かに減少しましたが、なんとなく頭がもやっとした感じがし、体の力が入りづらいのです。
2日間(短い…)服用しましたが、どうしてもその感じが不快なので、失礼ながら自己判断でお薬の服用を中止しました。
(本来は処方してくれた医師に相談するところです・・・。)
普段体が軽いとは思わないのですが、お薬を中止した時、体に力がすごく入るような感覚になり、逆に元気になったような気になりました。
α遮断薬は血圧を下げるお薬でもありますが、私の場合もともと最高血圧は100ちょっとなので、お薬服用中は血圧が下がり過ぎて元気が無くなるのかもしれません。
※血圧をお薬で下げることによって「気分がよくなった」という方も知っています。
個々で様々なケースがあるようです。
前立腺肥大がひどい場合は手術などの選択もあるようですが、私の場合は手術するほどではなく、またお薬もちょっと合わない感じなので、「さて、どうしようか?」と少し悩みました。
(皆さんは医師に相談してください笑)
そんな時、ふと立ち寄った図書館で現在の症状が改善することにつながる、非常に参考になった本に出会いました。
私にとって、まさに目から鱗の内容です。
症状改善につながった参考書籍は?
「気持ちいいオシッコのすすめ [ 渋谷秋彦 ]」こちらの書籍です。
この本で紹介している目から鱗の内容は、
①オシッコはある程度たまってからするのが自然。
②オシッコをする時、イキんでしてはいけない。
ということでした。
私は仕事や用事がまっているといつも、早めに用(オシッコ)を足してしまうほうでした。
そのため、オシッコの勢いが悪くなり、イキんで、腹圧を強めて用をすませていたのでした。
これが、諸悪(笑)の根源だったのです!
小学校などでも、授業の前に早めに用を済ませるように指導されると思いますが、①のようにオシッコは300CCほどたまってからするのが自然で、著者の泌尿器科の渋谷医師は、それを「快感オシッコ」と表現しています。
膀胱は普通500CCほどの尿(量)をためておけるそうですが、さすがに500CCだとぎりぎりすぎるので、300CCほどたまってから、②イキまず、全身の力を抜くつもりで、リラックスして放尿するのが「快感オシッコ」なのです。
わたしの用に早め早めに用を足していると、膀胱が尿をためておく能力が減退して、どんどんオシッコが近くなるようです。
この事を知った私は、早め早めに用を足すのを改め、尿を300CCほどためるイメージで生活し、オシッコをする時も、リキまず、体や心の余分な力を抜くようにリラックスして用を足すようにしました。
振り返ってみると、今までは気持ちに余裕なく、なにか急かされるように用を足していたように思います・・・。
オシッコをがまんすることに対して、良いイメージができたので、心に余裕が持てたように思いますし、実際に、切迫した尿意が薬なしでも減少しました。
時間と環境が許せば、リラックスして膀胱の動きや尿の流れを感じるようにオシッコをすると、今まで感じていた、残尿感や、用を足した直後の尿意も減少しました。
このような排尿時の不快な症状が減ってくると、「ああ、オシッコって気持ちのいいもんだな。」と感じられるようになってきます。
前立腺肥大症の程度や過活動膀胱の程度によっては、やはりお薬の力を借りたほうがよいケースもあるでしょうが、まず上記のようなちょっとした方法を実践してみると、驚くほど改善される方も多いのではないでしょうか?
その他には、「水分の正しい摂取の仕方」や尿もれ防止の為の「骨盤底筋群の体操」、なども紹介されていました。
円皮鍼(パイオネックス)療法や足反射区療法など、補助的(?)に実践した療法もありますのでまたご紹介したいと思います。