「あれ、この子の背骨歪んでる?まさか、側わん症かしら・・・?」
お子さんの体の歪みを気にかけている親御さんも多いのではないでしょうか?
私たちは地球の重力の影響を受けているので大なり小なり体の歪みは発生します。顔や体の左右差のない人など存在しません。
ただ、骨格の歪みや筋肉の発達のアンバランスが様々な愁訴や病気につながる場合はあります。
ご自分やお子さんの体の歪みが気になったら、以下のチェックポイントを確認してみましょう。※ちなみに、整形外科のお医者さんの中には、「からだの歪み」「骨盤の歪み」「矯正」などの質問をされるのを嫌がる方が多いので注意してください。
チェックポイント①
からだを動かしてみて、痛みや左右差などの有無を確認する。
医師橋本敬三先生がまとめられた健康法「操体法」の中の運動テスト(動診)が便利です。ソフトな運動テストの中で、痛みや著しい左右差がある場合は、からだのバランスが崩れていて、改善する必要のある「歪み」があります。
チェックポイント②
歪みが目立つ(ありそうな)部分の筋肉を押して痛み(圧痛)があるか確認する。
背骨の出っ張っている部分(棘突起)を上から押してみて痛みがあるか確認する。
押して痛い場所をツボやトリガーポイントと言います。
それが多いからだはバランスが崩れていると言われます。
全く問題のないからだは(指圧的に)押して痛いところは無いでしょう。
背骨の脇の筋肉(固有背筋)や首、おしり、膝の裏など、ジワーッと押す力を強めるように丁寧に押して確認してみましょう。
以上の2つのポイントをチェックして問題が無ければ、見た目の「歪み」的なものは心配しなくてよいでしょう。
芸能人の体を拝見しても、顔の左右のバランスが崩れている方やストレートネックや猫背の方など、「歪み」を抱えている方は多いです。
それが、疾病などに必ずつながる訳ではないので神経質になりすぎないようにしましょう。
からだの状態は日々変化するものでもありますので、時々上記のチェックをしてみてはいかがでしょうか。
お子さんやご自分のからだのチェックやととのえ方についてさらに詳しくしりたい方には「イラスト版からだのつかい方・ととのえ方ー子どもとマスターする45の操体法」がおすすめです。監修は整形外科のドクターで、橋本敬三先生のお孫さんにあたる方です。