2人に1人がガンになり、3人に1人がガンでなくなると言われています。
膵臓ガンや胆管ガン、AYA世代と言われる比較的若い世代の進行ガンなど5年生存率が低い、非常に厳しい状況に置かれるケースも人事ではありません。
私が勉強した健康法「操体法」の創始者橋本敬三医師がご自分の著書の中で「今ガンがどんどん治っているんだよ。」と述べていた療法に『加藤式粉ミルク療法』というものがあります。断食療法や玄米菜食を中心とした食事療法で病気やがんに対応していた加藤清さんが、1974年にどうしてもそれらだけではガンに対応できなくなった時閃き実践したのが粉ミルク療法です。
方法はシンプルです。
①患者さん(加藤清さんは医師ではありませんがとりあえずこの表現をさせていただきます。)の状態に合わせて、粉ミルクや鶏卵、酵素やプロティンなどのサプリメント、野菜ジュース、果物(熟したバナナなど)を使った調合ミルクを使用した半断食を行います。
②患者さんの状態に合わせて、全身の指圧・マッサージなどの療術を行います。
③患者さんの状態に合わせて、無理のない矯正運動や無理のない運動法を取り入れます。
上記の①〜③を血液の質の改善、血液の循環の改善を目標に患者さんの体力や症状と相談して行うものです。
決して、粉ミルクを飲むだけでガンが消滅するわけではなく、粉ミルクを利用した食事療法を実践しつつ、その他の療法を取り入れ、仕事を減らしたり、生活パターン(生き方)自体を改善するという考え方です。
そうすることで、まずガンが増え続けない「ガンと共存」の状態を目指します。
加藤清さんは1988年に『粉ミルク療法事件』で大阪府警に逮捕されています。世間では「インチキ詐欺療法」で逮捕されたような報道をされたようですが、実際は、医師ではないのに「診断」などをしたライセンス的問題で逮捕されたようです。※事件は十万円の罰金という略式起訴で決着したそうです。
加藤清さんの粉ミルク療法自体の効果は、報道した新聞記事の内容によると、「大阪府警生活経済課が押収したカルテをもとに調べたところ、昭和57年に入所したガン患者で現在生存しているのは26.6%、昭和60年入所で35%だった。」とのことです。加藤清さんの治療院に来所している方はほとんどが末期ガンの患者さんだったようですが、その5年生存率は26.6%、2年以上の生存率は35%ということのようです。※ガンの種類、患者さんの状態、療法の実践・継続の状況など不明な点も多いです。
事件で逮捕されるまではこの粉ミルク療法は関西を中心にTVで放送されたり、作家の遠藤周作さんの『私が見つけた名治療家32人』祥伝社刊で紹介されたり、ご自身の著書が推薦図書として図書館で推薦されていたようです。
方法はシンプルですが、個人が(1人、一家族)でいざ実践するとなると(いろんな意味で)難しい療法のようです。今現在、指導されているかどうかわかりませんが、ミルクケアという名称でホームメージを開かれている方もいらっしゃいます。(この方は元末期ガン患者だったようです。)
粉ミルク療法に興味・希望をもって実践されている方も多いのか、amazonや楽天市場でも粉ミルク療法で使う粉ミルクやサプリメント(五健草やバイエムコーソ)のセット販売もしています。(便秘や体質改善にも有効なようです。)
加藤清さんの著書に書かれている内容や新聞に掲載された大阪府警の報告が事実ならば、「費用があまりかからない、手術で体が変形しない、手術・抗がん剤・放射線などのように妊孕性(にんようせい)が失われるなどの副作用がない」点では素晴らしい療法と思えます。
ただ加藤清さんご本人も「現代医学の医師だけでなく、粉ミルクや鶏卵などを使用しているので、玄米菜食を推奨している東洋医学の関係者からも理解を得られない。」とおっしゃっていたように、トンデモ的なイメージも強いです。今なら、糖質制限を実践されている方々からも批判されそうな食養内容でもあります。
加藤清さんの最後の著書『ガンとの共存―末期ガン患者が社会復帰するまで』浪速社刊は個人的にとてもおもしろい(いろんな意味で)著書だと思いますので、興味のある方は中古本を購入されてみてはいかがでしょうか?
私自身がガンになったら?手技療法も矯正法もまずまず知識があるつもりですので、この療法を実践するつもりです。その前に、なるべくガンにならないような無理の無い生活を実践するつもりでもありますが。
また、この療法が有効であれば、末期ガンの緩和ケアはドラックストアが中心になるのではないでしょうか。なにしろ、粉ミルクもサプリメントもドラックストアで購入するものですし、最近では整骨院など手技療法を行う施設を併設しているドラックストアも増えているようですから(手技療法はもちろん保険が使えない実費になるでしょうが)。